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論文

ガンマ線照射による鶏肉の貯蔵期間延長効果

Y.Prachasitthisak*; 伊藤 均

食品照射, 31(1-2), p.1 - 3, 1996/00

食肉の中でも鶏肉は食中毒菌や腐敗菌による汚染が著しいことが知られている。本研究では国内産の鶏肉12試料を用いて放射線による殺菌効果と貯蔵効果について検討した。その結果、鶏肉中の好気性細菌は1g当たり2$$times$$10$$^{5}$$~5$$times$$10$$^{7}$$個検出された。大腸菌群も1$$times$$10$$^{2}$$~3$$times$$10$$^{4}$$個検出され、50%以上が腸内由来と思われる菌種で構成されていた。鶏肉を室温下で照射すると1kGyで大腸菌群は検出されなくなり、好気性細菌なども著しく低減した。また、非照射試料からはPseudomonasやFlorabacteriumなどの多種類の細菌が検出されたが、照射後にはPsychrobacterなどの細菌が生残していた。鶏肉は10$$^{circ}$$C貯蔵では2~3日で腐敗するが、1kGy照射により6日以上の貯蔵が可能になり、3kGyでは12日以上の貯蔵が可能となった。なお、鶏肉を照射すると肉の赤色度が増加したが、3kGy照射により照射臭が若干認められた。

論文

Distribution of microorganisms in spices and their decontamination by gamma-irradiation

L.J.Muhamad*; 伊藤 均; 渡辺 宏; 田村 直幸

Agricultural and Biological Chemistry, 50(2), p.347 - 355, 1986/00

代表的な香辛料15試料について主要汚染菌分布と殺菌効果についてしらべた。黒コショウ、白コショウ、ターメリック、ローズマリー、バジル中の総細菌数は1g当り3$$times$$10$$^{3}$$~5$$times$$10$$^{7}$$個検出された。総細菌数を構成する主要菌は Bacillus subtilis と B.pumilus であった。大腸菌群は8試料に2$$times$$10$$^{2}$$~2$$times$$10$$^{6}$$個検出された。糸状菌も10試料に1$$times$$10$$^{2}$$~2$$times$$10$$^{4}$$個検出され、Aspergillus glaucus,A.restrictus,A.flavus,A.fumigatus,A.niger の各群と Penicillium で構成されていた。香辛料の汚染菌は1.2~1.5Mradのガンマ線照射で検出限界以下に殺菌され、1Mrad以下の線量で日本の衛生基準である1g当り10$$^{3}$$個以下に殺菌することができた。香辛料をポリエチレン袋に入れ、30又は35$$^{circ}$$C、湿度84%以上で貯蔵すると糸状菌の発生が認められ、黒コショウなどは1ヶ月で糸状菌数が10$$^{6}$$個以上に達した。しかし、0.4Mrad照射すると粉末状試料では糸状菌の発生を2ヶ月以上抑制できた。

論文

香辛料のミクロフロラとガンマ線殺菌効果

L.J.Muhamad*; 伊藤 均; 渡辺 宏; 田村 直幸

食品照射, 20(1), p.18 - 22, 1985/00

各種香辛料中の総細菌数は1g当たり3$$times$$10$$^{3}$$~5$$times$$10$$^{7}$$個検出され、主要菌はBacillus sabtilis,B.pumilus,B.megaterlam などで構成されていた。大腸菌群は多いもので10$$^{6}$$個も検出されたが、Klebsiella や Enterobacter が多くを占め、Escherichia や Salmonella などの病原性細菌は検出されなかった。これらの有芽胞細菌や大腸菌群は0.8~1.4Mradの線量で検出限界以下まで殺菌することができた。一方、糸状菌類は1g当たり80~7$$times$$10$$^{4}$$個検出され、主要菌は Aspergillus restricts 群や A.glaucus 群に属する高浸透圧性糸状菌や A.flavas 群、A.fumigatus 群などで構成されていた。これらの糸状菌類は0.4~0.5Mradでほぼ殺菌された。香辛料をポリエチレン中に包装し、夏期条件下で貯蔵すると1~2ヶ月で糸状菌が発生し、1g当たり10$$^{6}$$個以上に増加した。ことに黒コショウやターメリックで糸状菌発生が著しかったが、0.4Mradでほぼ糸状菌発生を抑制することができた。

論文

Effect of gamma-irradiation on fish meal

久米 民和; R.Chosdu*; 伊藤 均; 武久 正昭

Agricultural and Biological Chemistry, 47(4), p.723 - 727, 1983/00

魚粉に対する照射効果ならびに貯蔵効果について検討した。魚粉中の好浸透圧性糸状菌や大腸菌群は0.5Mradの照射で殺菌できた。粗タンパク含量、ペプシン消化率、アミノ酸組成には5Mradまで照射しても変化は認められなかった。酸価、過酸化物価は照射によりわずかに増加したが、過酸化物価の増加は脱酸素状態で照射することにより抑制できた。魚粉の水分含量を15.5%と高くして30$$^{circ}$$Cで貯蔵した場合、非照射試料で著しい好浸透圧性糸状菌数の増大が認められた。0.5Mrad照射試料では1ヶ月間糸状菌の発生を抑制でき、1.0Mrad照射試料では2ヶ月の貯蔵期間中糸状菌は検出されなかった。粗タンパク含量およびペプシン消化率には貯蔵期間中変化は認められなかったが、酸価は照射、非照射試料ともに貯蔵中に増加傾向を示した。非照射試料中の水分含量や過酸化物価は貯蔵中の糸状菌数の増大とともに増加し、粗脂肪含量は急激に減少した。一方、照射試料ではこれらの貯蔵中の変化を抑制できた。

論文

放射線による幼雛用配合飼料の殺菌と貯蔵効果

久米 民和; 伊藤 均; 武久 正昭; 飯塚 廣*

日本農芸化学会誌, 55(12), p.1197 - 1203, 1981/00

 被引用回数:1 パーセンタイル:37.04(Agronomy)

幼雛用配合飼料について、放射線による殺菌効果および貯蔵効果について検討した。非照射試料1g中の総菌数は2.4$$times$$10$$^{5}$$~3.9$$times$$10$$^{6}$$、大腸菌群4.1$$times$$10$$^{4}$$~9.0$$times$$10$$^{5}$$、好浸透圧性糸状菌1.1$$times$$10$$^{3}$$~2.2$$times$$10$$^{3}$$、一般糸状菌1.8$$times$$10$$^{4}$$~1.1$$times$$10$$^{5}$$個検出された。また0.2Mradの照射により、総菌数は1/10~1/20に、大腸菌群は1/20~1/50に、好浸透圧性糸状菌は検出限界以下に、一般糸状菌は1/10~1/1000に減少した。高湿度条件下で飼料を貯蔵した場合、好浸透圧性糸状菌は著しく増殖した。これに対し、総菌数、大腸菌群、一般糸状菌は貯蔵中に増加することはなく、むしろ減少傾向を示した。照射飼料中の好浸透圧性糸状菌の貯蔵中の変化を検討した結果、0.2Mrad照射では著しい菌数の増大が認められたが、0.5Mrad照射で顕著な抑制効果が認められた。これらの結果から、夏期条件下(15~34$$^{circ}$$C、60~90%RH)で3~4ヶ月間飼料を貯蔵するための適正線量は0.5Mradであると考えられた。

論文

Distribution of microorganisms in animal feeds and their disinfection by radiation

伊藤 均; 久米 民和; 武久 正昭; 飯塚 廣*

Radiation Physics and Chemistry, 18(3-4), p.569 - 574, 1981/00

各種配合飼料中の総菌数は1g中1$$times$$10$$^{5}$$~2$$times$$10$$^{6}$$個、大腸菌群は3$$times$$10$$^{2}$$~8$$times$$10$$^{5}$$個検出された。大腸菌群の多くはEnterobacterで占められており、E.coliは1%程度しか含まれていなかった。一般糸状菌は2$$times$$10$$^{3}$$~5$$times$$10$$^{5}$$個検出され、貯蔵中の変敗に関係する好浸透圧性糸状菌は2$$times$$10$$^{3}$$~4$$times$$10$$^{5}$$個検出された。ガンマー線による殺菌効果をしらべた結果、飼料を完全殺菌するためには2.5~3Mrad以上の線量が必要であるが大腸菌群は0.6~0.8Mradで殺菌できた。飼料の貯蔵試験の結果では0.5Mrad照射しないと好浸透圧性糸状菌の発生は抑制できなかった。しかし0.5Mrad照射すれば夏期の最もきびしい条件である30$$^{circ}$$C・85%R.H.でも3ヶ月以上糸状菌による変敗を防ぐことができた。

論文

放射線による配合飼料の殺菌と貯蔵効果

久米 民和; 伊藤 均; 武久 正昭; 飯塚 廣*

食品照射, 16(1), p.29 - 32, 1981/00

放射線による幼雛用飼料の殺菌効果および貯蔵効果を検討した。飼料1g当りの菌数は、総菌数2.4$$times$$10$$^{5}$$~3.9$$times$$10$$^{6}$$、大腸菌群4.1$$times$$10$$^{4}$$~9.0$$times$$10$$^{5}$$、好浸透圧性糸状菌1.1$$times$$10$$^{3}$$~2.2$$times$$10$$^{3}$$、一般糸状菌1.8$$times$$10$$^{4}$$~1.1$$times$$10$$^{5}$$であり、製造時季による変動はあまり認められなかった。0.2Mrad照射した場合、総菌数は1/10~1/20、大腸菌群は1/20~1/50に減少した。好浸透圧性糸状菌はいずれの場合にも検出限界以下をなり、一般糸状菌は1~3ケタ程度減少した。夏期にクラフト袋を用いて飼料を貯蔵した場合、総菌数、大腸菌群、一般糸状菌は貯蔵中に減少傾向を示した。好浸透圧性糸状菌は、非照射試料で2~3ヶ月間貯蔵後に著しく増大した。0.2Mrad照射試料では2ヶ月間糸状菌は検出されなかったが、3ヶ月以降増大した。0.5Mrad照射試料では3ヶ月間検出されず、4ヵ月後に糸状菌の生育が認められたが貯蔵前の菌数より低い値であった。したがって、0.5Mradの照射で、夏期の貯蔵条件下でも3~4ヶ月飼料の貯蔵が可能となった。

論文

温州ミカンの放射線保蔵に関する研究,第3報; ミカンの褐変発生と貯蔵効果に及ぼす電子線エネルギーの影響

渡辺 宏; 青木 章平; 佐藤 友太郎*

日本食品工業学会誌, 24(2), p.59 - 64, 1977/02

電子線エネルギーやビーム電流、および照射前後の加熱処理などが果皮の褐度化や殺菌効果に及ぼす影響について調べ、カビや褐度の発生を抑えて温州ミカンを貯蔵するための条件を検討した。果皮の褐度化は電子線エネルギーが低いほど少なく、0.2MeVでは非照射と変わらなかった。前報での線量測定の結果から、果皮の褐度化は果皮だけに吸収された線量に依存し、果実全体に吸収された線量には依存しないことを明らかとした。また殺菌効果は0.5MeVで最も大きく、エネルギーが高くなるにつれて逆にカビの発生率は増加した。ビーム電流を変えて間接的に線量率効果を調べた結果、褐度発生には影響がみられないが、殺菌効果は電流が大きいほど、大きくなった。照射前後の加熱処理は無処理の場合よりも褐度やカビの発生を増加させた。したがってカビや褐度を抑えて貯蔵するには、比較的大きなビーム電流で0.5MeVで照射することが望ましく、また照射前後のミカンの品温を一定にする必要があると思われる。

論文

ミカンの褐変発生と貯蔵効果に及ぼす電子線エネルギーの影響

渡辺 宏; 青木 章平; 佐藤 友太郎*

食品照射, 11(1-2), p.39 - 45, 1976/02

0.2~1.5MeVの範囲で電子線エネルギーを変化させ、エネルギーと褐度発生との相関、ならびに各エネルギーでのカビ抑制効果について検討した。ミカン表面を200krad照射し、3$$^{circ}$$Cで3ヶ月間貯蔵すると、褐度発生率は0.2MeVでは非照射と同じで10%であったが、0.5MeVでは非照射の1.4倍、0.9MeVでは1.8倍、1.5MeVでは2.7倍となり、エネルギーが高くなるほど褐度発生率は増加した。カビ発生の抑制効果は0.2MeVでも幾分認められるが、0.5MeVが最も効果が大きく、0.9MeVや1.5MeV逆に低下した。一般市場への移送を考慮し、照射後3$$^{circ}$$Cに3か月貯蔵した試料をさらに、16~25$$^{circ}$$C室温で1週間貯蔵した場合のカビと褐度の発生率をしらべた結果、0.5MeV照射区でカビや褐度の発生が最も少なく、0.2MeV、0.9MeV、1.5MeVではカビの発生が著しかった。また線量率効果はみられず、照射前後の加熱処理(52$$^{circ}$$C、5分)はカビの発生と褐度の発生を増加させた。電子線の透過性と殺菌効果について考察した。

論文

$$gamma$$線照射によるトウモロコシ,マイロの貯蔵効果,穀類の微生物に関する研究, 第13報

渡辺 宏; 伊藤 均; 柴部 禎巳; 飯塚 廣*

日本農芸化学会誌, 45(11), p.500 - 506, 1971/00

 被引用回数:0

日本における配合飼料原料あるいは澱粉質原料としての穀類の需要は,年々その増加の一途をたどっている.しかし,それらの大部分を輸入に頼っているため,海上輸送および陸上げ後の流通過程における変質は,多湿の環境条件とともに,さらに著しいものとなっている.ことにその変質の原因としての徹生物の役割については,著者の1人,飯塚は,麩,米糠,トウモロコシ,大豆粕などについて指摘しに微生物障害とその鑑定方法について調査研究した.

論文

放射線殺菌に関する研究, (第5報); $$gamma$$線照射による米の貯蔵効果とミクロフローラ

伊藤 均; 柴部 禎巳; 飯塚 広*

食品照射, 4(1), p.1 - 9, 1970/00

米の虫害および微生物障害による損失はわが国において莫大なものがあり,近年とくに貯蔵古米の累積によってふたたび重要な問題となっている。著者らは前報その他において米の微生物障害防除を目的とした$$gamma$$線照射実験を行ない,とくに米のミクロフローラの動態を明らかにした。今回は国内産新米の玄米および白米を材料として水分含量および貯蔵湿度と$$gamma$$線照射線量との関係について研究し,米の長期貯蔵の可能性を検討した結果を報告する。

論文

$$gamma$$線照射によるトウモロコシ,マイロの貯蔵効果, 放射線殺菌に関する研究; 第7報

渡辺 宏; 伊藤 均; 柴部 禎巳; 飯塚 広*

食品照射, 5(1), p.54 - 60, 1970/00

飼料の主原料として輸入されているトウモロコシとマイロについて,その微生物障害による穀類の品質劣化を防除するための手段として放射線照射を考え.前報においてはトウモロコシとマイロについての殺菌線量を決定した。そこで今回はその殺菌線量にもとづいて照射されたトウモロコシとマイロの貯蔵試験を行ない,貯蔵中の穀類の変敗に大きな影響を及ぼす水分含量と貯蔵温度を調節したトウモロコシとマイロについて,$$gamma$$線照射による短期および長期の貯蔵効果をしらべた。その結果,水分含量および貯蔵温度と$$gamma$$線照射との間における有効な貯蔵条件についての知見を得たのでここに報告する。

論文

$$gamma$$線照射による米の貯蔵効果とミタロフローラ(穀類の微生物に関する研究 第10報)

伊藤 均; 柴部 禎己*; 飯塚 廣*

日本農芸化学会誌, 43(11), p.773 - 779, 1969/11

米の虫害および徹生物の発生による被害損失はわが国において莫大なものがあり,近年とくに貯蔵古米の累積によってふたたび重要な問題となっている。著者の一人飯塚は1948年以来,各国の正常米および変質米のミクロフロ-ラに関する一連の研究を行ない(1$$sim$$3),それらの結果は収穫後の米の調製・流通・貯蔵の改善に応用されている(4,5)。たとえばメチルブロマイド燻蒸,米の水分合量を15%以下に保つこと,15$$^{circ}C$$の低温倉庫で貯蔵すること,外米は精白直後のものを買付けること,などとして要望し,そのとおり実施されている。

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